主語の「資格」は特にない
- The music teacher blew his top in class today.
- My friend's dog peed on my foot!
- Brad's birthday party was awesome.
主語に使われるのは名詞(代名詞)です。名詞とは teacher, dog, party(人、犬、パーティー)などのように、ヒト・モノ・コtをあらわす表現。まずはここから慣れてください。ただ、主語になれるものは、そうした単純な名詞ばかりではありません。
日本語でも「彼が嘘をついたのは許せない」「彼がどこに住んでいるのかは謎だ」などと言ったりすることができますね?
英語でも、意味さえ通じれば、何でも自由に主語として使うことができるのです。
- Having a part-time job is a valuable experience for students.
- To have a part-time job is a valuable experience for students.
- That he was faking his illness was obvious to everyone.
- Where you get your nose pierced is not inportant. It's WHY!
- Whether you cheated on me or not doesn't interest me because we're through!
【文法用語解説】節と句
節...「節」とは、文のこと。また、文の部品となる「小さな文」も節とよびます。
主語・動詞を備えた文の体裁をもっている。また、文の主骨格を作る「大きな文」を主節、その部品になる「小さな文」を従属節とよぶことがあります。
- I think(主節) they are having a good time(従属節).
句...「句」とは、複数の語の集まり(フレーズ)のこと。中心になる語にしたがって、a boy(名詞句)などと呼びます。
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主語は自由_前置詞句(!)を主語に使うことだってできますよ。
- Under the doormat must be the stupidest place to leave a key.
主題にしたいものは何でも受け入れる。「資格はない。それが英語の主語。日本語と同じように気軽に考えてくださいね。
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■名詞・代名詞以外の主語
主語は自由。理解していただけましたね?ただ主語の標準は単純な名詞(代名詞)だということも心に留めておきましょう。
前述の to 不定詞や節を使った主語は、「高尚な出だしだなぁ」「複雑なこといい出しやがったなぁ」といった印象を与えがちです。名詞(代名詞)が最も自然な文の滑り出しなのです。例えば、前述の The fact that he was faking ... と the fact というシンプルな名詞を主語の中心にすえるだけで、ずっととっつきやすい文となります。
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主語は名詞の位置
英語は語句の位置によって意味が決まることばです。主語に置かれた red は「赤」。つまり名詞として働くのでしたね。これと同じことが、主語の位置に置かれたあらゆる語句についても言えます。
- Having a part-time job is ...
- To have a part-time job is ...
- That he was faking his illness was ...
- Under the doormat must ...
すべて「~すること」や「場所」など、名詞として扱われています。teacher や party など単純な名詞ばかりでなく、どのような語句も主語の位置にあれば、いつでも名詞扱い。英語は徹頭徹尾、配置のことばなのですよ。
ではでは。
See you again.