onephrase-english’s diary

英文法や英会話を学習するための参考書的ブログ

代名詞|主格/所有格/目的格/所有代名詞/-self の使い方

主格の使い方

  1. He is a dentist.
  2. John is taller than I.

主格は文の主語として代名詞が使われるときの形です。日本語で言えば「~は/~が」ということ。②の文に注意しましょう。主格があらわれるところには常に主語の意識が宿っています。

この文は、

John is taller than I (am).

I は主語として感じられているのです。

■taller than me

急いで付け加えますが、この「比較級+than」の形の後ろには、目的格も使うことができます。John is taller than me. と「僕よりもね」と自分を指す気持ちで使われています。こちらの方が圧倒的にポピュラー。than I とすると「古くさいなあ」「なんかこだわってんだろうな」という印象です。

所有格の使い方

  1. His arms are bigger than my thighs!
  2. Every country has its own traditions and customs.
  3. Your Mom's cherry pie is simply the best!

所有格は「~の」と、所有をあらわす形。ギュッと密着した感じをもっています。

所有格は名詞を「私の」「彼の」と限定するため、名詞の前に置かれます。②の「所有格+own」はマスタに価する表現。own は所有するという単語。所有を重ねることによって「それ自身の・固有の・ほかにはない」などの強調を与えています。③は代名詞以外が「~の」と所有をあらわすときの形。

■所有格が重なっているとき

ワンポイントアドバイス。所有格が重なってもどきどきしないでくださいね。his parents' house. この表現は his parents に所有格の「 ’ アポストロフィー」がついているだけ、彼の両親の家。

目的格の使い方

  1. I love him.
  2. I went fishing with them.

目的格が使われる典型的な場所は、①動詞の目的語、②前置詞の目的語。それは、目的格が「指す」形だから。大好きなのは「彼!」、僕が魚釣りに行ったのは「彼らと!」と指す意識ですよ。

動詞の後ろ、前置詞の後ろでなくても目的格は使われます。だけど、そこにはいつも「指す」意識が乗っているのです。

所有代名詞の使い方

  1. Is this your tennis racket? _ No, that's mine on the bench.
  2. Whose motorbike is that over there? _ It's Barry's.
  3. I met an old friend of mine on my way home tonaight.

- self の使い方

  1. Helen cut herself chopping carrots.
  2. He often talks to himself.
  3. I have to do everything myself.

- self 形は、動作がその主体自身に帰ってくることを示します。①は「自分自身を切った」、②は「彼自身に話しかける(独り言をいう)」、③は I に myself を重ねることによって「ほかの誰でもなく(誰の力もかりず)」という意味の強めになっています。

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では、次は it です。

See you again.