基本文型|自動型
動詞の後ろに目的語がないこの型には、力が及ぶ対象がありません。つまり「単なる動作」を示します。
My brother swims really fast.
really fast は、目的語ではなく修飾語句。いくら重なっても文型には関わりません。ご注意ください。
前置詞とのコンビネーション
- I looked at the girl.
- Are you going to the school festival?
自動型ではしばしば、動詞による動作が「何に対して・どのようになされるのか」を示す前置詞がコンビネーションで使われます。①の look は「目を向ける」という単なる動作です。それが何に対して行われたかを at が示しているのです。こうしたコンビネーションはしばしば「熟語」として紹介されますが、まとめて暗記する必要はありません。動詞と前置詞、それぞれのイメージ(単語のもつ中核的な意味)を正しくつかんでいれば、ほとんどの場合正確に予想することができます。
■他動型と自動型
次の文を見てみましょう。
- He shot the bird.
- He shot at the bird.
①は目的語に力が及ぶ他動型。彼は鳥を撃った_鳥に命中するところまでを意味に含んでいます。一方②は単なる行為。目標を示す at が加わり「鳥めがけて撃った」。命中までを意味に含んではいないのです。他動型と自動型のもつ意識の違いがクッキリと浮かび上がりますね。
それでは、自動型はここまで。
See you again.