onephrase-english’s diary

英文法や英会話を学習するための参考書的ブログ

基本文型|他動型

他動型は、英語で特に好まれる型です。まずはここから征服しましょう。

  1.  My boyfriend kissed my sister!
  2. Some students teased the new teacher.
  3. Ellie has beatifull eyes.
  4. I know Monet.

動詞の後ろに目的語(名詞)を1つ従えた型。それが他動型です。基本文型は常に独自の意味(感触)と結び付いていることに注意してください。感触がつかめなければ決して上手に型を使いこなせません。

動詞の「力」が対象物(目的語)に加わる・及ぶ_それがこの型の意味。②は「からかう」が the new teacher に、③は「所有」が beautifl eyes に、④は「知識(知っている)」が Monet に及んでいる感触です。この型は、いつでもこの感触をもっているのです。

目的語は名詞の位置・目的語のキモチ

他動型では、動詞の後ろに力が向かう対象として「目的語」が加わります。目的語とは、動詞・前置詞が牛とに従える要素。主語と並んで、典型的な名詞(代名詞)の位置です。

  1. John protected his kid sister.
  2. John lives in Urawa.

主語と同様に、目的語には単純な名詞(代名詞)以外にもつかうことができます。代表的なものは -ing形 と to 不定詞 。

  1. I like aplaying golf with my son.
  2. Iike to play golf with my son.

どちらの文も「ゴルフをすること」と名詞(代名詞)として -ing形・to 不定詞 が扱われています。

目的語にはいつも「指し示す」感触が伴っています。①は protect の「力」が「ここに及んでいるんだよ」と指す。②は「どこの中(in)かというと、浦和だよ」と指す。動詞・前置詞の後ろには共通の感覚が宿っているのです。

代名詞( I, you, she など)は、目的語の場所ではそれ専門の形である目的格( me, you, her など)を使います。

  1. He loves me.

目的格は「指し示す形」だから。ネイティブが Me? と言うときの動作を観察してください。ほら、自分を指差しているでしょう?

他動型のもつ、強い「及ぶ」感触

「動詞+目的語」には常に「力が対象に及ぶ」強い感触があります。先ほど取り上げた例文をもう一度見てみましょう。

  1. I know Monet.
  2. I know about Monet.
  3. I know of Monet.

日本語訳はすべて「私はモネを知っている」ですが、受ける感触は大きく違います。この中で最も深い知識をもっているのは①の know Monet 。know about Monet も「フランスの印象派だな」「光の画家だな」などいろいろ知っている感触はありますが、 know Monet と比べると知識の深度は落ちます。③の know of Monet にいたっては「あー、聞いたことあるなー。建築やってたんだっけ?」程度のこと。比較になりません。知識が直接 Monet をおおう官職。それが know Monet なのです。他動型のもつ強い意識、しっかりと身につけてくださいね。

「スポーツをする」のいろいろ

「野球をする」「柔道をする」「スキーをする」。同じスポーツをするという表現ですが、表現の仕方は異なります。

  1. I play baseball.
  2. I do/practice judo.
  3. I ski.

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さて、なぜ野球などのスポーツに限って他動型を使うのでしょうか?それは、「力が及ぶ」を感じるから。野球・テニス・ラグビー・サッカー、すべてボールを打ったり蹴ったりします。インパクトの連想からそれに見合った他動型が用いられるというわけ。スキーには、何かを打ったり叩いたりのイメージはありませんよね。だから他動型を使わず、単に ski と動詞になります。また、②のようにインパクトもない、動詞になるほどでもないスポーツは「 do / practice + スポーツ名」となります。

他動型の「力が及ぶ」。実に一般的な語感なのですよ。

それでは、他動型はここまで。

See you again.