可算・不可算の判断
- I have a cat, but I hate dogs.
- In summer , my dad drinks beer every night.
英語ネイティブが無意識に使う、モノに対する繊細な区別。まずは可算・不可算の区別からマスターしましょう。ネイティブは、モノについて述べるとき、まず可算名詞として扱うべきか、不可算名詞かを判断します。
可算名詞と不可算名詞は、「具体的で決まった形があるかどうか」という区別。ほとんどの場合、常識的に判断できます。可算名詞の dog, cat, あるいは cell phone(携帯電話)は、具体的なモノで形がありますね。クッキリとイメージが結べます。ですが、 vapor(水蒸気), coffee(コーヒー), sugar(砂糖)など気体・液体・きめが細かく不安定なモノ、あるいは happiness(幸福)など抽象的なモノはどうでしょう。とらえどころがなく、1個2個と数え上げることはなかなか難しいでしょう? cheese, bread は一見数えられそうですが不可算。どんな型に入れるかによって、形は千差万別だからです。さらに iron, wood(tree と区別してください), paper(素材としての紙でありコピー用紙になったら障子になったりしますよね)など、材料・材質を述べる単語も_決まった形がないため_不可算名詞となります。
可算・不可算の判断を間違えやすい名称
とりわけ判断を誤りやすい名詞をピックアップしておきましょう。不可算の単語を数える間違いが多いんですよ。
- furniture(家具)
数えられそうでしょう。だけど不可算。具体的な形あるモノを示す単語じゃありませんからね。table, chair, desk ... それらすべてを含む「概念」が furniture 。数えられません。 - fruit(果物)、food(食べ物)
fruit は具体的な形あるモノを意味していません。ブトウと梨とスイカ... 全部含んでますよね。food も同じです。 - luggage / baggage(手荷物)
bag(カバン), suitcase(スーツケース)は数えられますが、luggage / baggage はそれらすべてを含む「手荷物」。形なんてありません。 - machinery(設備)、jewelry(宝飾品)、clothing(衣料品)
machinery は1個1個の器官(machine「可算」)ではありません。「装置・設備」全体をあらわす単語。jewel(宝石)は数えられるけど jewelry(装飾品)は数えられません。clothes(服)が数えられるのも一緒ですね。 - money(お金)
数えられそうですが、無理です。形がないから。bill(お札), coin(コイン)は数えられますよ。 - information(情報)、advice(助言)、news(ニュース)、evidence(証拠)
これらの語は煎じて詰めると「情報」ということ。数えられませんね。
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それでは次は、可算・不可算の特徴についてお話しますね。
See you again.