基本動詞|ASK/KNOW/THINK/BLIEVE/WANT
ASK / 基本イメージ
ask は「請う(お願いする)」。ここから「尋ねる」「頼む」が生まれています。「尋ねる」は答えや情報を請うこと。「頼む」は相手の助力・行動を請うことだからです。
- He asked me why I stood him up.
- I'm going to ask Rebecca to marry me.
KNOW / 基本イメージ
know は情報や知識が「頭の中にある」ということ。他動型とレポート文が得意な動詞です。
派生イメージ
- 【確信】
- I know you're an honest guy.
- Iknow I don't stand a chance of winning.
「知っている→確信している」の広がり。
- 【わかる・気づく・経験する】
- Do you know whant I mean?
- When I saw her face. I knew that something was wrong.
- I've never known a flood like this.
know は「知る」につながる心の動きもあらわします。「理解する」「気づく」「経験する」などにも使えます。この万能が、know が基本動詞である所以なのです。すべての使い方に慣れること。
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THINK / 基本イメージ
think は漠然と「思う」からグリグリ頭を使って「考える」までカバーします。
- I think she's an amazing singer.
- There's so much noise I can't think.
■think を使ったフレーズ
- When you think about this job, it isn't so bad after all.
- What do you think of this job.
think about には「いろいろ考える」と、about に根ざした思考の深さが感じられます。一方 think of はただ漠然と「考える」。ずいぶん違う感触なのです。think は他動型で使うことがほぼできないことも覚えておきましょう。ほかに力を及ぼさない単なる心の動きだからです。
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BELIEVE / 基本イメージ
think が頭の動きをあらわすのに対して believe は胸で感じる単語です。深いレベルでの信頼・確信。それが believe です。 thinker は「思想家」。believer は「信者」。believe の深さがわかるでしょう。
- Can you believe that?
■believe を使ったフレーズ
- I believe in the boss.
I believe the boss. との違いがわかりますか?believe the boss は「ボス(のいうこと)を信じる」ですが、believe in the boss は、信頼が_彼の人格・行いなど_彼の深部に到達しています。「内部」を感じさせる in のイメージがしっかりとニュアンスにつながっているのです。
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WANT / 基本イメージ
want のベースには「欠けている」があります。欠けているものを補いたいという、切実な欲求。生々しさが感じられる単語です。
派生イメージ
- 【欲しい】
- I want some cherry pie.
- My Mom wants me to go shopping with her.
- 【必要】
- You want to show more respect, young man.
- Our bedroom wants painting.
■want と would like to
- Would you like a glass of wine?
- I'd like to speak English fluently.
want の上品な言いかえが would like(強く望む場合には would love)。こうした言いかえが好まれるのは、want が生々しい単語であるからです。相手に「欲しいですか?」。自分が「欲しいです」_生々しすぎて気が引けてしまいますよね?生々しさを避ける。それが would like の存在理由なのです。
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これで、基本動詞は完了です。次からは名詞を勉強していきますよ。
See you again.