onephrase-english’s diary

英文法や英会話を学習するための参考書的ブログ

限定詞|限定詞なしの名詞

限定詞は、文脈に沿った具体的な意味や数量に名詞を限定する働きをもっています。ここでまず紹介するのは、こうした限定詞をもたない名詞_具体的なイメージを結ばない無限定表現です。限定詞なしの名詞がつかめれば、よりハッキリと「限定詞」の働きが理解できるようになります。

  •  I drink wine most evenings.

「毎晩ワインを飲む」_どういったワインを飲んでいるのか。どれくらいの量をのんでいるのか。具体的に想定。具体的なイメージを結ばない。うすぼんやりした表現。それが限定詞なしの名詞の特徴なのです。

具体的なイメージを結ばない。それは悪いことではありません。ボンヤリとしているが故の得意領域が、この限定詞なしの名詞にはあるのです。

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~というもの

  1. Crows are highly intelligent birds but also a big nuisance!
  2. I like wine.

限定詞なしの名詞が最も得意とするのは「~というもの(全体)」。「カラス・ワイン(~というもの)」を、もわっと指し示しています。具体的なイメージ・特定のモノに縛られないところから、ゆるやかに全体をあらわす表現となっているのです。

リストアップ

  1. We need poster paper, maker pens, and glue.
    _How about scissors?

限定詞の付かない名詞は、リストアップに使われる典型的な形。「必要なモノは a, b, c ... 」と、品目だけが問題になっている場合、具体的な数量や特定のモノに言及する必要は全くありませんよね。具体的なイメージを結ばない、限定詞をもたない名詞だからこそ可能な使い方なんですよ。

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では、次は個別の説明に入りますよ。

See you again.