限定詞|any
any(どんな~でも)は、「何でもいいよ」「どれを考えてもいいよ」と相手に選択肢を開く表現。つまり「選択の自由」を相手に与える表現です。可算名詞にも不可算名詞にも使うことができます。
何でも・誰でも・どれでも
- Any parent would want the best for their child.
- He's more talented than any player I've coached.
- Choose any card.
「親なら誰でも」「どの選手よりも」「どのカードでも」_どういった使い方をしても any には選択の自由が感じられているのです。
■any は選択の自由
any の選択の自由は、anyone(誰でも)、anything(何でも)、anywhere(どこでも)、anytime(いつでも)などを思い起こせばすぐに理解できますね。
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疑問文での any
- Do you have any other questions?
- Do you have any money?
疑問文は any がピッタリはまる場所。「何でもいいんだけど、どう?」と尋ねます。①はただの other questions より、「その他どんな質問でもいいんですよ、聞いてくださいね」が強く響いています。②は「5円でも10円でもいいんだよ、とにかくお金もってる?」_貸せよってことですね。
否定文での any
- I don't like any sports.
- I don't need any advice, especially from you!
否定文でも any は頻繁に使われます。「どんな~も...ない」と any を否定することによって、あらゆる選択肢を否定することができるから。 any と not の位置関係に注意してください。このコンビネーションでは not の前に any は出てこれません。
「どんな~も...ない」は any の「どんな...」を not が否定することによって初めて成り立つ表現。any はいつも否定される位置(not の右側)になくては困るんですよ。
条件節での if
- If you need any more information, just let me know.
- If you want any sleep, don't stay at that hotel_it has a disco!
「どんな種類・量であっても~なら」。それが if とコンビで使われる any の語感です。
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それでは次、all, every, each ですよ。
See you again.